Mac動画トリミングの完全ガイド｜標準機能と無料ソフトで簡単カット編集

2025年12月20日

「Macで動画の不要な部分をカットしたいけど、やり方がわからない」「動画編集ソフトを買わないとトリミングできないの？」——そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

実は、Macには動画をトリミングできる機能が標準で搭載されています。追加のソフトをインストールしなくても、QuickTime PlayerやiMovieを使えば、誰でも簡単に動画の不要な部分をカットできます。

この記事では、Macで動画をトリミングするすべての方法を、初心者にもわかりやすく解説します。標準アプリの使い方から、より高度な編集ができる無料・有料ソフトまで、読み終えるころには自分に最適な編集方法が見つかっているはずです。

Mac動画トリミングの基本と3つの方法

Macで動画をトリミング（カット編集）する方法は、大きく分けて3つあります。まずは全体像を把握して、自分に合った方法を見つけましょう。

トリミングとは何か？基本用語を理解しよう

動画編集における「トリミング」とは、動画の不要な部分を切り取って、必要な部分だけを残す作業のことです。例えば、録画の最初と最後にある余分な部分をカットしたり、長い動画から特定のシーンだけを切り出したりする場合に使います。

トリミングと混同されやすい用語に「クロップ」があります。クロップは動画の画面サイズを変更する（例：16:9から1:1に変更）作業で、トリミングとは異なります。この記事では、動画の長さを調整する「トリミング」に焦点を当てて解説します。

方法1：QuickTime Player（標準搭載・最も手軽）

Macに標準搭載されているQuickTime Playerを使えば、追加のソフトなしで動画のトリミングができます。操作も非常にシンプルで、動画の最初と最後をカットするだけなら、これで十分です。

メリット：追加インストール不要、シンプルな操作
デメリット：中間部分のカットには不向き

方法2：iMovie（標準搭載・高機能）

iMovieはAppleが無料で提供している動画編集ソフトです。トリミングだけでなく、複数の動画をつなげたり、テロップやBGMを追加したりすることもできます。動画の中間部分をカットしたい場合はiMovieがおすすめです。

メリット：高機能、中間カットも可能、無料
デメリット：操作に少し慣れが必要

方法3：サードパーティ製ソフト

より高度な編集機能が必要な場合は、Final Cut Pro、DaVinci Resolve、Adobe Premiere Proなどのプロ向けソフトも選択肢になります。ただし、単純なトリミングだけなら標準アプリで十分です。

どの方法を選ぶべきか

やりたいこと	おすすめの方法
動画の最初・最後をカット	QuickTime Player
動画の中間部分をカット	iMovie
複数動画をつなげて編集	iMovie
テロップやエフェクトも追加	iMovie または有料ソフト

💡 押さえておきたいポイント
迷ったら、まずQuickTime Playerを試してみましょう。操作が簡単で、ほとんどのトリミング作業はこれで完結します。それで物足りなければiMovieに進むという流れがおすすめです。

QuickTime Playerで動画をトリミングする方法

QuickTime Playerは、Macに最初からインストールされている動画再生アプリです。再生だけでなく、簡単な編集機能も備えています。動画の最初と最後をカットするだけなら、これで十分です。

QuickTime Playerでのトリミング手順

✅ QuickTime Playerでのトリミング手順

Step1: トリミングしたい動画をQuickTime Playerで開く（ダブルクリックまたは右クリック→このアプリケーションで開く）
Step2: メニューバーの「編集」→「トリム」を選択（またはCommand + T）
Step3: 画面下部に黄色い枠が表示される
Step4: 黄色い枠の左右のハンドルをドラッグして、残したい部分を選択
Step5: 「トリム」ボタンをクリックして確定
Step6: 「ファイル」→「保存」または「書き出す」で保存

トリム範囲の調整方法

黄色い枠の操作方法を詳しく説明します。

左側のハンドル：開始位置を設定（この位置から動画が始まる）
右側のハンドル：終了位置を設定（この位置で動画が終わる）
中央部分をドラッグ：選択範囲全体を移動

プレビューボタン（再生ボタン）を押すと、選択した範囲だけを再生できます。これで、トリム結果を確認してから保存できます。

トリミング結果の保存方法

トリミングが完了したら、保存方法を選びます。

「保存」：元のファイルを上書き保存（元の動画は失われる）
「複製」→「保存」：新しいファイルとして保存（元の動画は残る）
「書き出す」：解像度を選んで新しいファイルとして保存

⚠️ 注意したいポイント
「保存」を選ぶと元のファイルが上書きされます。元の動画を残しておきたい場合は、必ず「複製」してから保存するか、「書き出す」を使いましょう。

QuickTime Playerでできること・できないこと

QuickTime Playerのトリミング機能には限界があります。事前に把握しておきましょう。

できること	できないこと
・動画の最初をカット・動画の最後をカット・複数のクリップに分割・回転・反転	・中間部分だけをカット・テロップの追加・BGMの追加・トランジション効果

分割機能を使った応用テクニック

QuickTime Playerには「クリップを分割」という機能もあります。再生ヘッドの位置で動画を2つに分割できます。

分割したい位置に再生ヘッドを移動
「編集」→「クリップを分割」を選択（またはCommand + Y）
動画が2つのクリップに分かれる
不要なクリップを選択して削除

この機能を使えば、中間部分のカットも可能ですが、操作が複雑になります。中間カットが必要な場合は、次に紹介するiMovieを使う方が効率的です。

iMovieで動画をトリミング・カット編集する方法

iMovieはAppleが無料で提供している本格的な動画編集ソフトです。QuickTime Playerよりも高機能で、動画の中間部分をカットしたり、複数の動画をつなげたりすることができます。

iMovieのインストールと起動

iMovieは多くのMacにプリインストールされていますが、インストールされていない場合はApp Storeから無料でダウンロードできます。

✅ iMovieの準備手順

Step1: LaunchpadでiMovieを探す（なければApp Storeからダウンロード）
Step2: iMovieを起動
Step3: 「新規作成」→「ムービー」を選択
Step4: 編集したい動画をタイムラインにドラッグ&ドロップ

動画の最初・最後をトリミングする

iMovieで動画の最初や最後をカットする方法は以下の通りです。

タイムラインに動画を追加
動画クリップの端（左端または右端）にカーソルを合わせる
カーソルが「←→」の形に変わったら、内側にドラッグ
プレビューで確認しながら調整

ドラッグした分だけ動画がトリミングされます。やり直したい場合は、逆方向にドラッグすれば元に戻せます。

動画の中間部分をカットする

iMovieの強みは、動画の中間部分を簡単にカットできることです。

✅ 中間部分のカット手順

Step1: カットしたい部分の開始位置に再生ヘッドを移動
Step2: 「変更」→「クリップを分割」を選択（またはCommand + B）
Step3: カットしたい部分の終了位置に再生ヘッドを移動
Step4: 再度「クリップを分割」を実行
Step5: 中間のクリップを選択してDeleteキーで削除

これで、動画の中間部分だけをカットして、前後の部分がつながった状態になります。

精密なトリミングのコツ

より正確にトリミングしたい場合は、以下のテクニックを活用しましょう。

タイムラインを拡大：ピンチアウト（2本指で広げる）でタイムラインを拡大すると、フレーム単位で調整しやすくなる
JKLキーで再生制御：Jで巻き戻し、Kで停止、Lで再生。連打で速度が変わる
左右矢印キー：1フレームずつ移動できる

編集結果の書き出し方

編集が完了したら、動画を書き出して保存します。

画面右上の「共有」アイコンをクリック
「ファイルを書き出す」を選択
解像度と品質を選択（通常は「高」で十分）
保存場所とファイル名を指定
「保存」をクリック

💡 押さえておきたいポイント
書き出しには時間がかかることがあります。動画の長さや解像度によっては数分から数十分かかる場合も。書き出し中は他の作業をしていても問題ありません。

プロ向けソフトでの高度なトリミング

iMovieでは物足りない、より高度な編集がしたいという場合は、プロ向けの動画編集ソフトも検討してみましょう。

Final Cut Pro（Apple純正・プロ向け）

Final Cut ProはAppleが提供する本格的な動画編集ソフトです。iMovieの上位版という位置づけで、映画やテレビ番組の制作にも使われています。

価格：45,000円（買い切り）
特徴：マグネティックタイムライン、高度なカラーグレーディング、マルチカム編集
おすすめの人：YouTubeで本格的に活動したい、映像制作を仕事にしたい

DaVinci Resolve（無料・プロ仕様）

DaVinci Resolveは、Blackmagic Designが提供する動画編集ソフトです。無料版でも非常に高機能で、プロの現場でも使われています。

価格：無料（有料版は約47,980円）
特徴：業界標準のカラーグレーディング、VFX機能、オーディオ編集
おすすめの人：コストを抑えつつプロ品質の編集がしたい

⚠️ 注意したいポイント
DaVinci Resolveは非常に高機能ですが、その分パソコンへの負荷も大きくなります。古いMacやメモリの少ないMacでは動作が重くなることがあります。

Adobe Premiere Pro（業界標準）

Adobe Premiere Proは、動画編集業界で最も広く使われているソフトの一つです。

価格：月額2,728円（サブスクリプション）
特徴：業界標準、他のAdobe製品との連携、豊富なプラグイン
おすすめの人：映像制作の仕事をしている、他のAdobe製品も使っている

プロ向けソフトでのトリミング基本操作

プロ向けソフトでも、基本的なトリミング操作は似ています。

動画をタイムラインに配置
カットしたい位置にプレイヘッドを移動
「レーザーツール」または「ブレード」でクリップを分割
不要な部分を選択して削除
クリップの端をドラッグして微調整

ソフト選びのポイント

ソフト名	価格	おすすめの用途
iMovie	無料	一般的な動画編集
DaVinci Resolve	無料	カラーグレーディング重視
Final Cut Pro	45,000円	Mac専用・本格編集
Premiere Pro	月額2,728円	業界標準・仕事用

トリミング時に知っておきたい動画形式と画質の基礎知識

動画をトリミングする際、画質を維持するために知っておきたい基礎知識があります。正しい知識があれば、画質劣化を最小限に抑えられます。

動画ファイル形式の種類

Macでよく使われる動画形式は以下の通りです。

MOV：Apple製品で標準的に使われる形式。QuickTime Playerとの相性抜群
MP4：最も汎用性が高い形式。ほぼすべてのデバイスで再生可能
M4V：iTunes/Apple TVで使われる形式
HEVC（H.265）：高圧縮で高画質。新しいMacとiPhoneで対応

トリミングと画質劣化の関係

動画をトリミングして保存する際、再エンコード（再圧縮）が行われると画質が劣化することがあります。

💡 押さえておきたいポイント
QuickTime Playerでトリミングして「保存」を選ぶと、再エンコードせずに保存されるため、画質劣化がほとんどありません。一方、「書き出す」を選ぶと再エンコードが行われます。画質を維持したい場合は「保存」を選びましょう。

解像度と書き出し設定

動画を書き出す際の解像度選びのポイントです。

4K（3840×2160）：最高画質。ファイルサイズが大きい
1080p（1920×1080）：フルHD。YouTube投稿やSNS共有に最適
720p（1280×720）：HD。ファイルサイズを抑えたい場合

元の動画より高い解像度で書き出しても画質は向上しません。元の解像度と同じか、それ以下の解像度を選びましょう。

ビットレートについて

ビットレートは、1秒あたりのデータ量を表します。ビットレートが高いほど高画質ですが、ファイルサイズも大きくなります。

YouTube推奨：1080p動画で8〜12Mbps
高品質保存：1080p動画で20〜30Mbps
SNS共有用：5〜8Mbps程度でも十分

容量を抑えるコツ

トリミングした動画のファイルサイズを抑えるためのコツです。

必要以上に高い解像度で書き出さない
HEVC（H.265）形式で書き出す（対応デバイスが増えている）
フレームレートを30fpsにする（60fpsより容量が小さい）
不要な音声トラックを削除する

よくあるトラブルと解決方法

Macで動画をトリミングする際によく発生するトラブルと、その解決方法を紹介します。

トラブル1：QuickTime Playerで「トリム」がグレーアウトしている

「編集」メニューの「トリム」がグレーアウトしてクリックできない場合があります。

原因：動画が再生中、または動画形式が対応していない
解決策：動画を一時停止してから操作する。対応していない形式の場合は、HandBrakeなどで変換する

トラブル2：iMovieに動画を読み込めない

動画をiMovieにドラッグしても読み込めない場合があります。

原因：動画形式がiMovieに対応していない
解決策：HandBrakeでMP4またはMOV形式に変換してから読み込む

トラブル3：書き出した動画の画質が落ちた

トリミング後に書き出した動画の画質が明らかに落ちている場合があります。

✅ 画質劣化を防ぐ方法

Step1: 書き出し時の解像度を元動画と同じにする
Step2: 品質設定を「高」または「最高」にする
Step3: 可能であれば「ProRes」形式で書き出す（ファイルサイズは大きくなる）

トラブル4：動画と音声がズレる

トリミング後に動画と音声がズレてしまうことがあります。

原因：可変フレームレートの動画、または編集中のバグ
解決策：HandBrakeで「固定フレームレート」に変換してから編集する

トラブル5：編集中にMacが固まる

大きな動画ファイルを編集中にMacが重くなったり固まったりすることがあります。

原因：メモリ不足、ストレージ不足、高解像度動画の処理
解決策：
- 不要なアプリを終了する
- ストレージの空き容量を確保する（動画サイズの2〜3倍が目安）
- プロキシ（低解像度の編集用ファイル）を使用する

効率的なトリミングワークフロー

日常的に動画をトリミングする機会が多い場合は、効率的なワークフローを確立しておくと便利です。

動画ファイルの整理術

編集前の動画ファイルを整理しておくと、作業がスムーズになります。

フォルダ構成：プロジェクトごとにフォルダを作成し、「元素材」「編集済み」などのサブフォルダを作る
ファイル命名規則：日付やプロジェクト名を含めた命名規則を決める（例：20241215_プロジェクト名_v1.mov）
バックアップ：編集前の元ファイルは必ず別の場所にバックアップ

バッチ処理でまとめてトリミング

複数の動画を同じようにトリミングする場合は、バッチ処理を活用すると効率的です。

Automator：Macの標準機能でワークフローを自動化できる
FFmpeg：コマンドラインツールで一括処理が可能（上級者向け）

キーボードショートカットの活用

よく使う操作のショートカットを覚えておくと、編集速度が大幅に向上します。

操作	QuickTime Player	iMovie
トリム/分割	Command + T	Command + B
再生/停止	スペースキー	スペースキー
元に戻す	Command + Z	Command + Z
保存	Command + S	自動保存

外部ストレージの活用

動画ファイルは容量が大きいため、Mac本体のストレージがすぐにいっぱいになります。外部ストレージを活用しましょう。

外付けSSD：高速で安定。編集作業にも使える
外付けHDD：大容量で安価。保存用に最適
クラウドストレージ：バックアップや共有に便利（iCloud、Google Drive、Dropboxなど）

プロジェクトの管理方法

複数のプロジェクトを並行して進める場合の管理方法です。

プロジェクトごとに専用フォルダを作成
元素材、編集プロジェクト、書き出しファイルをそれぞれ分けて保存
完了したプロジェクトはアーカイブして整理

Mac動画トリミングに関するよくある質問

Macでの動画トリミングについて、よく寄せられる質問にお答えします。

Q. 無料で使える動画編集ソフトはどれがおすすめ？

A. まずはiMovieがおすすめです。Macに標準で付属しており、無料なのに高機能です。より高度な機能が必要な場合は、DaVinci Resolve（無料版）も選択肢になります。

Q. 動画をトリミングすると画質は落ちる？

A. 保存方法によります。QuickTime Playerで「保存」を選べば、再エンコードされないため画質劣化はほとんどありません。「書き出す」を選ぶと再エンコードされるため、多少の画質劣化が起こる可能性があります。

Q. iPhoneで撮影した動画もトリミングできる？

A. はい、できます。iPhoneの動画をAirDropやiCloudでMacに転送し、QuickTime PlayerやiMovieで編集できます。HEVCやHEIF形式でも問題なく編集可能です。

Q. YouTubeにアップロードするのに最適な設定は？

A. 解像度1080p、フレームレート30fps、H.264形式が一般的です。ビットレートは8〜12Mbps程度がおすすめです。4Kで撮影した場合は4Kのまま書き出しても良いでしょう。

Q. トリミングした動画をそのままSNSに投稿できる？

A. はい、可能です。ただし、SNSごとに推奨される動画形式やサイズが異なります。iMovieには各SNS向けの書き出しプリセットがあるので、それを活用すると便利です。

動画トリミングスキルを活かせる場面

動画のトリミングスキルを身につけると、さまざまな場面で役立ちます。日常生活から仕事まで、活用シーンを紹介します。

SNS投稿用の動画編集

Instagram、TikTok、YouTubeなど、SNSで動画を投稿する機会は増えています。それぞれのSNSには適した動画の長さや形式があります。

Instagram リール：最大90秒。縦長（9:16）推奨
TikTok：最大10分だが、短い動画が好まれる
YouTube ショート：最大60秒。縦長推奨
X（Twitter）：最大2分20秒

長い動画を撮影しても、トリミングで必要な部分だけを切り出せば、各SNSに最適な長さに調整できます。

オンライン会議の録画編集

ZoomやMicrosoft Teamsでの会議を録画した場合、重要な部分だけを切り出して共有したいことがあります。

長い会議録画から要点だけを切り出す
開始前や終了後の無駄な部分をカット
複数の会議から関連する部分を集める

💡 押さえておきたいポイント
会議録画を編集して共有する場合は、参加者の許可を得ることが重要です。また、機密情報が含まれていないか確認してから共有しましょう。

プレゼンテーション動画の作成

画面収録した動画をトリミングして、プレゼンテーション用の動画を作成できます。

ソフトウェアのデモ動画
操作マニュアルやチュートリアル
製品紹介動画

QuickTime Playerの画面収録機能と組み合わせれば、無料で本格的なプレゼンテーション動画が作れます。

家族の思い出動画の編集

旅行や運動会、イベントなどで撮影した動画を編集して、見やすくまとめることができます。

長い動画からベストシーンだけを切り出す
手ブレや失敗した部分をカット
複数の動画をつなげてダイジェスト動画を作成

副業・フリーランスでの動画編集

動画編集スキルは、副業やフリーランスの仕事としても需要があります。

YouTuber向けの編集代行：カット編集、テロップ挿入など
企業のSNS運用サポート：動画コンテンツの制作
ウェディングムービー編集：思い出の動画を編集

📊 データで見る
クラウドソーシングサイトでは、動画編集の案件が多数掲載されています。初心者向けの簡単なカット編集から、プロ向けの本格編集まで、スキルレベルに応じた案件を選べます。

スマホとMacを連携したトリミング術

iPhoneとMacを連携させると、より効率的に動画編集ができます。Apple製品ならではの連携機能を活用しましょう。

iPhoneからMacへの動画転送方法

iPhoneで撮影した動画をMacに転送する方法は複数あります。

AirDrop：近距離でワイヤレス転送。最も手軽
iCloud写真：自動同期。容量に注意
USBケーブル：大きなファイルも高速転送
写真アプリ：iPhoneを接続して読み込み

AirDropでの転送手順

✅ AirDropでの転送手順

Step1: Mac側でAirDropを有効にする（Finder→AirDrop）
Step2: iPhoneの写真アプリで動画を選択
Step3: 共有ボタンをタップしてAirDropを選択
Step4: Mac名をタップして送信
Step5: Macの「ダウンロード」フォルダに保存される

iCloud経由での自動同期

iCloud写真を有効にしていると、iPhoneで撮影した動画が自動的にMacにも同期されます。

iPhoneの「設定」→「写真」→「iCloud写真」をオン
Macの「写真」アプリで動画が自動的に表示される
写真アプリから動画をドラッグしてデスクトップに書き出し

⚠️ 注意したいポイント
iCloud写真は容量を消費します。無料プランは5GBまでなので、動画を多く撮影する場合は有料プラン（130円/月で50GB〜）への変更を検討しましょう。

iPhoneで事前にトリミングしておく方法

実は、iPhoneの「写真」アプリでも簡単なトリミングができます。大まかにカットしておいてからMacで仕上げるという流れも効率的です。

写真アプリで動画を開く
「編集」をタップ
画面下部のフレームをドラッグして範囲を調整
「完了」をタップ

ユニバーサルクリップボードの活用

Apple製品間で使える「ユニバーサルクリップボード」を使うと、iPhoneでコピーした内容をMacにペーストできます。ただし、動画ファイルは容量が大きいため、この機能よりもAirDropやiCloudでの転送がおすすめです。Apple製品同士の連携を最大限に活用することで、動画編集のワークフローがより効率的になります。

まとめ：Mac動画トリミングをマスターしよう

この記事では、Macで動画をトリミングするすべての方法を解説しました。

💡 この記事のポイント
・シンプルなトリミングはQuickTime Playerで十分
・中間カットや高度な編集はiMovieがおすすめ
・画質を維持するならQuickTime Playerの「保存」を使う
・プロ向けソフトは無料のDaVinci Resolveから試せる
・動画形式と書き出し設定を理解すると画質劣化を防げる

動画のトリミングは、一度覚えてしまえば簡単です。まずはQuickTime Playerで基本操作を試してみてください。

✅ 今日からできるアクション