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【メルカリ取り置き断り方】角が立たない例文と上手な対処法

メルカリ取り置きの断り方

メルカリで出品していると、「取り置きしてください」というコメントを受けることがあります。購入を前向きに検討してくれているのは嬉しい反面、「断ったら印象が悪くなるかも…」「どう断ればいいかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

💡 この記事の結論
取り置きはメルカリの公式ガイドラインでも非推奨です。断ることに罪悪感を持つ必要はありません。ただし、丁寧な言い回しで断ることで、相手に不快感を与えずスムーズに対応できます。

この記事では、取り置きを断っても大丈夫な理由から、状況に応じた例文、依頼を減らす予防策まで詳しく解説します。コピペで使える例文も多数用意しているので、ぜひ活用してください。

目次

メルカリで取り置きを断っても大丈夫な理由

まず、取り置きを断ることに罪悪感を持つ必要はありません。その理由を詳しく確認しておきましょう。

メルカリの公式見解では取り置きは非推奨

メルカリの公式ガイドラインでは、取り置きや専用出品は推奨されていません。これは非常に重要なポイントです。

メルカリには「最初に購入した人と取引する」という基本ルールがあります。つまり、取り置きをしても、その約束に法的拘束力はなく、他の人が購入してしまう可能性があるのです。

実際にメルカリのヘルプページでも、専用出品や取り置きについて「お客さま間で行われている独自のルール」と明記されており、トラブルが発生しても運営は介入しないとされています。

つまり、取り置きを断ることはメルカリのルールに沿った正当な対応なのです。むしろ、取り置きに応じることの方がリスクが高いと言えます。

取り置きには出品者にとって多くのリスクがある

取り置きには出品者にとって以下のような具体的なリスクがあります。これらを理解しておくと、断ることへの罪悪感も薄れるはずです。

⚠️ 取り置きのリスク一覧
・約束した日に購入されない(ドタキャン)
・他の購入希望者を逃してしまう
・長期間売れ残ると検索順位が下がる
・専用ページを他の人に購入されるトラブル
・トラブルになった場合、運営は介入してくれない
・値下げ交渉と組み合わせで損をするリスク

特に「ドタキャン」は非常に多いトラブルです。取り置きを依頼してきた人が、約束の日になっても購入せず、連絡も取れなくなるケースは珍しくありません。その間に他の購入希望者が現れても、専用ページにしているため購入されず、結局売れ残ってしまうという最悪の結果になることもあります。

また、メルカリでは出品から時間が経つと検索順位が下がる傾向があります。取り置き期間中に検索順位が下がり、最終的に売れなくなるリスクも考慮する必要があります。

これらのリスクを考えると、取り置きを断るのは合理的な判断です。

断っても評価には一切影響しない

取り置きを断ったことで悪い評価をつけられることはありません。なぜなら、取引が成立していなければ評価をつける機能自体がないからです。

メルカリの評価システムは、実際に取引が完了した後にのみ機能します。つまり、コメントのやり取りだけでは評価をつけることができないのです。

仮にコメント欄で文句を言われたり、嫌がらせのようなコメントをされた場合は、コメントを削除してブロック機能を使えば対処できます。ブロックすると、その相手はあなたの商品を購入できなくなり、コメントもできなくなります。

したがって、取り置きを断ることによるデメリットは実質的にほとんどないと言えます。

取り置きを断る権利は出品者にある

そもそも、出品者には取り置きに応じる義務はありません。商品をどのような条件で販売するかは、出品者が自由に決められることです。

「取り置きしてください」というコメントは、あくまでも購入希望者からの「お願い」です。このお願いに応じるかどうかは、完全に出品者の判断に委ねられています。

丁寧にお断りすれば、多くの購入希望者は理解してくれます。それでも納得しない人は、そもそもトラブルになりやすい相手である可能性が高いので、取引を避けられたと前向きに捉えましょう。

取り置きを断る際の基本マナーと心構え

断ること自体は問題ありませんが、伝え方には配慮が必要です。相手も悪気があるわけではないので、丁寧に対応することで円満に解決できます。

感謝の言葉から始めることが大切

いきなり「お断りします」と言うのではなく、まずは興味を持ってもらったことへの感謝を伝えましょう。

「コメントありがとうございます」「ご検討いただきありがとうございます」といった言葉を添えるだけで、印象が大きく変わります。

取り置きを依頼してくる人は、あなたの商品に興味を持ち、購入を真剣に検討してくれている人です。その気持ちに対して感謝の意を示すことは、最低限のマナーと言えるでしょう。

感謝の言葉があるかないかで、同じ断りの内容でも受け取る印象は全く異なります。たった一言ですが、非常に重要な一言です。

理由は簡潔に伝え、言い訳はしない

断る理由は長々と説明する必要はありません。「申し訳ありませんが、取り置きには対応しておりません」とシンプルに伝えるのがベストです。

詳しい理由を書きすぎると、かえって言い訳がましく聞こえることもあります。また、理由を詳しく書くと、相手から「じゃあこの条件ならどうですか?」と交渉が続く可能性もあります。

シンプルに「対応していない」と伝えることで、交渉の余地がないことを明確にできます。これは冷たい対応ではなく、お互いの時間を無駄にしないための配慮でもあります。

代替案を提示すると親切で好印象

可能であれば、代替案を提示すると親切です。代替案があると、相手も「断られた」というネガティブな印象だけでなく、「別の選択肢を提示してくれた」というポジティブな印象を持ちやすくなります。

例えば以下のような代替案が考えられます:

  • 「すぐにご購入いただける場合は対応させていただきます」
  • 「値下げのご相談であればお受けできます」
  • 「本日中のご購入でしたら専用ページをお作りできます」
  • 「他にご質問があればお気軽にどうぞ」

代替案を提示することで、実際に購入に繋がるケースも少なくありません。取り置きを断っても、結果的に売上に繋がる可能性があるのです。

一貫した対応を心がける

取り置きに対する方針は、一貫して同じ対応をすることが重要です。ある人には取り置きを許可し、別の人には断るという対応は、トラブルの原因になります。

「この出品者は取り置きしてくれたのに、なぜ私にはしてくれないのか」という不満に繋がる可能性があるからです。

「取り置きは一切しない」と決めたら、誰に対しても同じ対応をしましょう。プロフィールや商品説明に明記しておくと、より一貫性を保ちやすくなります。

【状況別】取り置きを断る例文15選

ここからは、状況に応じて使える例文を紹介します。コピペしてそのまま使えるようにしていますので、必要に応じてアレンジしてください。

シンプルに断る基本の例文

📝 【例文1】最もシンプルな断り方

コメントありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、取り置きには対応しておりません。
ご理解いただけますと幸いです。
ご検討よろしくお願いいたします。

📝 【例文2】やんわりと断る

コメントありがとうございます。
せっかくのお申し出ですが、取り置きはトラブル防止のためお受けしておりません。
ご購入をご検討の際は、お早めにお手続きいただけますと幸いです。

📝 【例文3】短くシンプルに

コメントありがとうございます。
恐れ入りますが、取り置きは行っておりません。
即購入いただけましたら幸いです。

理由を添えて断る例文

📝 【例文4】メルカリのルールを理由にする

コメントありがとうございます。
申し訳ありませんが、メルカリのガイドラインに沿って取り置きは行っておりません。
ご購入いただける際は、そのままお手続きいただけますと幸いです。

📝 【例文5】過去のトラブルを理由にする

コメントありがとうございます。
以前、取り置き後にキャンセルになってしまったことがあり、現在は取り置きをお断りしております。
ご理解いただけますと幸いです。

📝 【例文6】公平性を理由にする

コメントありがとうございます。
恐れ入りますが、すべてのお客様に公平に対応するため、取り置きは行っておりません。
ご購入をご希望の際は、お早めにお手続きいただけますと幸いです。

代替案を提示する例文

📝 【例文7】即日購入なら対応する場合

コメントありがとうございます。
恐れ入りますが、取り置きには対応しておりません。
ただし、本日中にご購入いただける場合は、専用ページをお作りすることも可能です。
いかがいたしましょうか?

📝 【例文8】値下げ対応を提案する場合

コメントありがとうございます。
申し訳ありませんが、取り置きは行っておりません。
もしお値下げのご希望でしたら、ご相談いただければ検討させていただきます。

📝 【例文9】翌日までなら対応する場合

コメントありがとうございます。
長期間の取り置きは対応しておりませんが、明日中のご購入でしたら専用ページをお作りできます。
ご検討いただけますと幸いです。

しつこい依頼への対応例文

📝 【例文10】再度の依頼に対して

ご連絡ありがとうございます。
先ほどもお伝えしましたが、取り置きには対応しておりません。
ご購入の意思がおありでしたら、お早めにお手続きをお願いいたします。

📝 【例文11】毅然とした断り方

コメントありがとうございます。
恐れ入りますが、取り置きのご要望にはお応えできかねます。
他にご質問がなければ、このままご検討いただければ幸いです。

📝 【例文12】これ以上の対応は難しいと伝える

ご連絡ありがとうございます。
申し訳ありませんが、取り置きについてはこれ以上の対応が難しい状況です。
ご理解いただけますと幸いです。

その他の状況での例文

📝 【例文13】長期間の取り置きを依頼された場合

コメントありがとうございます。
1週間の取り置きとのことですが、長期間のお取り置きは対応しておりません。
ご購入のタイミングが合いましたら、ぜひご検討ください。

📝 【例文14】プロフィールに記載がある場合

コメントありがとうございます。
プロフィールにも記載しておりますが、取り置きには対応しておりません。
ご確認いただけますと幸いです。
引き続きご検討よろしくお願いいたします。

📝 【例文15】給料日後の購入を希望された場合

コメントありがとうございます。
お気持ちはありがたいのですが、取り置きは行っておりません。
もし給料日後もこの商品が残っておりましたら、ぜひその時にご購入ください。
よろしくお願いいたします。

取り置き依頼を減らすプロフィール・商品説明の設定

そもそも取り置き依頼が来にくくする方法があります。事前に対策しておくことで、断る手間を大幅に減らせます。

プロフィールに明記しておく方法

プロフィールに取り置き不可を明記しておくことで、依頼を減らすことができます。以下のような文言を追加しておきましょう。

⚠️ プロフィール記載例①
【お取引について】
・取り置き・専用出品には対応しておりません
・購入希望の方は、コメントなしで即購入OKです
・トラブル防止のため、ご理解をお願いいたします
⚠️ プロフィール記載例②
■取り置き・専用ページについて
申し訳ありませんが、過去にトラブルがあったため、取り置き・専用出品は一切行っておりません。
購入をご希望の方は、そのままご購入手続きをお願いいたします。

ただし、プロフィールを読まずにコメントする人も多いので、完全に依頼がなくなるわけではありません。あくまで予防策として活用しましょう。

しかし、プロフィールに記載しておくと、依頼が来た際に「プロフィールに記載しておりますが」と返答でき、断りやすくなるというメリットもあります。

商品説明に記載する方法

より効果的なのは、商品説明の最初か最後に記載する方法です。商品説明はプロフィールより目に入りやすいため、依頼を減らせる可能性が高まります。

📝 商品説明の冒頭に記載する例

※取り置き・専用出品は対応しておりません
※即購入OK・コメントなしでご購入いただけます

(以下、商品説明)

📝 商品説明の最後に記載する例

(商品説明)

【ご購入について】
・取り置き不可
・即購入OK
・お値下げ交渉可(常識の範囲内でお願いします)

即購入OKを明記するメリット

「即購入OK」と書いておくと、以下のような多くのメリットがあります。

  • 購入前のコメント対応が減り、時間を節約できる
  • 購入までのスピードが上がり、早く売れやすくなる
  • 取り置き依頼が減る
  • 他の出品者より購入しやすい印象を与える
  • 「コメントしてから購入すべき?」という購入者の迷いを解消できる

メルカリには「購入前にコメントしてください」という独自ルールを設けている出品者もいますが、これはメルカリ公式のルールではありません。即購入OKと明記することで、ルールに沿ったスムーズな取引ができます。

取り置きを受けるか迷ったときの判断基準

一律に断るのではなく、状況によって判断したいという方もいるでしょう。そんなときの判断基準を詳しく紹介します。

相手の評価・取引実績を確認する

取り置きを依頼してきた相手のプロフィールを確認しましょう。評価を見ることで、信頼できる相手かどうかをある程度判断できます。

相手の状況 判断の目安
評価数が50件以上で、悪い評価なし 比較的信頼できる
評価数が10〜50件で、悪い評価なし 慎重に判断
評価数が10件未満 リスクが高い
悪い評価がある 避けた方が無難

悪い評価の内容も確認しましょう。「連絡が遅い」「約束を守らない」といった評価がある場合は、取り置きに応じても約束を守ってもらえない可能性が高いです。

取り置き期間で判断する

取り置き期間も重要な判断材料です。期間が長いほどリスクが高くなります。

期間 リスク 判断
当日〜翌日 検討の余地あり
2〜3日 相手の実績次第
4日〜1週間 基本的にお断り推奨
1週間以上 非常に高 断った方が良い

商品の人気度・価格で判断する

他にも欲しい人がいそうな人気商品の場合は、取り置きを断る方が合理的です。取り置き中に他の購入希望者を逃すリスクがあるからです。

逆に、長期間売れ残っている商品であれば、取り置きを受けても機会損失は少ないかもしれません。ただし、その場合でもドタキャンのリスクは変わらないので、注意が必要です。

また、高額商品の場合は特に慎重になるべきです。高額商品の取り置き後にキャンセルされると、ダメージが大きくなります。

取り置き後にキャンセルされた場合の対処法

取り置きを受けた結果、約束の日に購入されなかった…というケースも起こり得ます。その場合の対処法を知っておきましょう。

専用ページを解除する手順

専用ページを作成していた場合は、商品名や説明を元に戻して通常出品に変更しましょう。

具体的な手順は以下の通りです:

  1. 商品ページを開く
  2. 「商品の編集」をタップ
  3. 商品名から「〇〇様専用」を削除
  4. 商品説明も元に戻す
  5. 変更を保存する

特に連絡なく数日経過した場合は、遠慮なく解除して問題ありません。専用ページにしている間は他の人が購入しにくい状態なので、早めに解除することが重要です。

相手にメッセージを送ってから解除する

念のため、一度連絡を入れてから解除すると丁寧です。相手に悪気がなく、単に忘れているだけの場合もあるからです。

📝 専用解除前の連絡例文

こんにちは。
◯日にご購入いただけるとのことでしたが、ご連絡がないため確認のためメッセージいたしました。
本日中にお返事がない場合は、専用を解除させていただきますのでご了承ください。

この連絡を送った後、期限までに返事がなければ専用を解除します。連絡を入れてから解除することで、「勝手に解除された」というクレームを防ぐことができます。

ブロック機能を活用する

何度もキャンセルする人や、トラブルになりそうな相手はブロックして今後の取引を避けるのも一つの方法です。

ブロックしても相手に通知は行きませんので、安心して使えます。ブロックすると、その相手は:

  • あなたの商品を購入できなくなる
  • あなたの商品にいいね・コメントができなくなる
  • あなたをフォローできなくなる

悪質なユーザーからは、積極的にブロック機能を使って自分を守りましょう。

取り置きに関するよくあるトラブルと対策

取り置きに関連して起こりやすいトラブルと、その対策を詳しく紹介します。事前に対策を知っておくことで、トラブルを未然に防げます。

「断られた」と逆ギレされた場合

稀に、取り置きを断っただけで逆ギレしてくる人がいます。「せっかく買おうと思ったのに」「対応が悪い」などとコメントされるケースです。

このような場合は、以下の対応をしましょう:

  1. 感情的にならず、冷静に対応する
  2. 必要以上に謝罪しない(悪いことはしていない)
  3. それでも続くようであればコメントを削除
  4. 相手をブロックする

取り置きを断ることは何も悪いことではありません。逆ギレするような相手とは、そもそも取引しない方が良かったと前向きに捉えましょう。

断った後も「お願いします」と粘られる場合

一度断っても「少しだけでいいので」「どうしても欲しいんです」と粘られることがあります。

この場合は、最初と同じ内容を繰り返すだけで十分です。「申し訳ありませんが、先ほどお伝えした通り対応しておりません」とシンプルに返答しましょう。

新しい理由や説明を追加すると、さらに交渉が続く可能性があります。シンプルに同じ内容を繰り返すことで、これ以上の交渉は無意味だと伝えられます。

それでも続く場合は、無視してブロックしても問題ありません。

専用ページを他の人に購入された場合

専用ページを作成しても、メルカリのルール上は先に購入した人が優先されます。これは避けられないルールです。

この場合、元の依頼者に「他の方が購入されました」と報告し、謝罪する必要があります。

📝 専用を横取りされた時の連絡例文

◯◯様

大変申し訳ありません。
専用ページをお作りしておりましたが、他の方が先にご購入されてしまいました。
メルカリのルール上、先に購入された方との取引を進めさせていただきます。
ご期待に沿えず申し訳ございません。
今後ともよろしくお願いいたします。

こうしたトラブルを避けるためにも、取り置き自体をしない方が安全です。

取り置き中に値下げ交渉をされた場合

取り置きを依頼してきた後に、「やっぱり少し値下げしてもらえませんか?」と追加の交渉をしてくる人もいます。

このような場合は、毅然とした対応が必要です。一度条件を飲むと、さらなる要求に繋がる可能性があります。

📝 追加交渉への返答例

コメントありがとうございます。
恐れ入りますが、お取り置き中の商品についての追加のお値下げは対応しておりません。
現在の価格でご検討いただけますと幸いです。

取り置きを依頼してくる人の心理と特徴

取り置きを依頼してくる人の心理を理解しておくと、より適切な対応ができます。依頼者がどのような気持ちで取り置きを頼んでくるのかを知っておきましょう。

給料日や支払い日まで待ってほしいケース

最も多いのは、「今はお金がないけど、給料日には買える」というケースです。欲しい商品を見つけたものの、すぐに購入できる資金がないため、取り置きを依頼してきます。

この場合、本当に購入意思はあるのですが、給料日までに気が変わったり、他に欲しいものが見つかったりして、結局購入しないことも少なくありません。

また、給料日まで待っている間に、同じ商品を他で安く見つけてしまい、そちらを購入してしまうケースもあります。

他の商品と比較検討したいケース

「この商品が良さそうだけど、もう少し探してから決めたい」という心理で取り置きを依頼する人もいます。取り置きしておけば、その間に他の商品を探して比較できるからです。

この場合、より良い商品が見つかれば取り置きをキャンセルされる可能性が高いです。出品者にとっては、待っている間に他の購入者を逃すリスクだけが残ります。

衝動買いを避けたいケース

「欲しいけど、本当に必要か冷静に考えたい」という理由で取り置きを依頼する人もいます。一度冷静になってから判断したいという気持ちは理解できますが、結果的に「やっぱりいらない」となることも多いです。

このような依頼者は、購入意思がそこまで強くないことが多いので、取り置きを断っても大きな問題にはなりにくいです。

「専用」にすることで安心したいケース

人気商品の場合、「他の人に買われたくない」という心理から取り置きを依頼する人もいます。専用ページにしてもらうことで、自分だけの商品になったような安心感を得られるからです。

しかし、前述の通り、専用ページにしても他の人が購入することは可能です。この「安心感」は実際には保証されていないものなのです。

取り置きに応じるべきか迷う具体的なシチュエーション

実際のメルカリ運用では、判断に迷うシチュエーションがいくつかあります。それぞれのケースについて、どう判断すべきか解説します。

リピーターからの取り置き依頼

過去に何度か取引があり、信頼関係ができているリピーターからの取り置き依頼は、判断が難しいところです。

応じても良いケース:

  • 過去の取引で支払いや連絡に問題がなかった
  • 取り置き期間が短い(翌日まで等)
  • 商品がそこまで人気ではない

断った方が良いケース:

  • 取り置き期間が長い
  • 人気商品で他にも欲しい人がいそう
  • 過去の取引でも少し不安を感じた点があった

リピーターとの関係を大切にしたい気持ちはわかりますが、取り置きを断っても丁寧に対応すれば、関係が壊れることはまずありません。

まとめ買いを条件に取り置きを依頼された場合

「3点まとめて買うので、週末まで取り置きしてもらえませんか?」というような依頼もあります。まとめ買いは魅力的ですが、冷静に判断する必要があります。

まとめ買いの約束も、結局は守られないことがあります。「週末になったら1点だけ購入」「やっぱり全部キャンセル」というケースも珍しくありません。

もし応じる場合は、取り置き期間を短く設定する、まとめ買い割引は購入確定後に対応するなどの対策を取りましょう。

値下げ交渉と同時に取り置きを依頼された場合

「500円値下げしてもらえたら、来週買います」というような、値下げと取り置きを同時に依頼してくるケースがあります。

このような依頼は、以下の理由から断ることをおすすめします:

  • 値下げした上に取り置きまですると、ダブルでリスクを負う
  • 値下げ後にキャンセルされた場合、値下げ前の価格に戻しにくい
  • 値下げと取り置きの両方を求める人は、さらに追加の要求をしてくることもある

値下げに応じるなら即購入を条件にする、取り置きに応じるなら値下げはしないなど、どちらか一方のみ対応するのが賢明です。

取り置きを断る際のNG対応

取り置きを断ること自体は問題ありませんが、断り方によってはトラブルを招くことがあります。避けるべきNG対応を紹介します。

無視・既読スルーはNG

取り置きの依頼コメントを無視するのは、最もやってはいけない対応です。相手は購入を検討してくれている人なので、必ず返信しましょう。

無視されたと感じた相手が、コメント欄で「返事がありません」「対応が悪い」と書き込む可能性もあります。このようなコメントは、他の購入検討者にもネガティブな印象を与えてしまいます。

上から目線の断り方はNG

「取り置きなんてしません」「そういうのは受け付けてないんで」というような、上から目線や冷たい言い方は避けましょう。

相手も悪気があって依頼しているわけではありません。丁寧な言葉遣いで断ることで、お互いに嫌な思いをせずに済みます。

曖昧な返答はNG

「ちょっと考えさせてください」「検討します」といった曖昧な返答は、相手に期待を持たせてしまいます。結局断ることになった時、相手の不満が大きくなりがちです。

断るなら最初からはっきりと断る、応じるなら条件を明確にして応じる、というように、明確な返答を心がけましょう。

嘘の理由を伝えるのはNG

「他の人と取り置きの約束をしているので」など、嘘の理由を伝えるのは避けましょう。嘘がバレると信頼を失いますし、そもそも嘘をつく必要もありません。

「取り置きには対応しておりません」というシンプルな断り方で十分です。詳しい理由を説明する義務はありません。

まとめ:取り置きは断っても大丈夫、自分のルールを持とう

メルカリで取り置きを断る際のポイントをまとめます。

💡 この記事のポイント
・取り置きに応じる義務はない(メルカリも非推奨)
・断るときは感謝→お断り→代替案の順で丁寧に
・プロフィールや商品説明に「取り置き不可」と明記しておく
・断っても評価には影響しないので安心
・しつこい場合はブロック機能を活用
・取り置きを受ける場合は相手の実績と期間で判断

取り置きを断ることに罪悪感を持つ必要はありません。むしろ、取り置きに応じることの方がリスクが高いのです。大切なのは、自分なりのルールを決めて、一貫した対応をすることです。

今回紹介した例文を参考に、相手に失礼にならない断り方を身につけてください。気持ちよく取引できる環境を自分で作っていきましょう。

🌱 最後に
メルカリは個人間取引のプラットフォームです。お互いが気持ちよく取引できるよう、丁寧なコミュニケーションを心がけながらも、自分を守るための判断は遠慮なく行いましょう。この記事があなたのメルカリライフの参考になれば幸いです。
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この記事を書いた人

働き方やキャリアの悩み、暮らしとお金の不安を、言葉で整理して伝えています。理想だけでは語れない現実の声を拾いながら、選択肢や視点をやさしく紹介することを心がけています。読んだ人が「自分のことかも」と感じて、少し前を向けるきっかけになればうれしいです。

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