「WordPressのPHPバージョンが古いと警告が出ているけど、どうすればいい?」「バージョンアップしたらサイトが動かなくなるのでは…」こんな不安を感じていませんか?
PHPのバージョンアップは、正しい手順を踏めば**安全に実行できます**。むしろ、古いバージョンのまま放置する方がリスクが高いのです。
結論から言えば、**2025年12月時点ではPHP 8.3へのアップグレードが推奨**されています。PHP 8.1以下はセキュリティサポートが終了しており、脆弱性が発見されても修正されません。
この記事では、以下のことがわかります。
・PHPバージョンアップが必要な理由と効果
・安全にアップグレードするための6つのステップ
・主要レンタルサーバーでの設定手順
・トラブル発生時の対処法
初心者の方でもわかりやすく解説しますので、ぜひこの記事を参考に、安全なPHPバージョンアップを実行してください。
なぜWordPressのPHPバージョンアップが必要なのか
PHPとは?WordPressとの関係
**PHP**とは、WordPressを動かしているプログラミング言語です。WordPressで作ったサイトを表示するために、裏側でPHPが働いています。
WordPressのテーマやプラグインもPHPで書かれており、PHPのバージョンによって使える機能や処理速度が変わってきます。つまり、**PHPはWordPressサイトの「エンジン」のようなもの**です。
車のエンジンが古いと性能が落ちるように、PHPが古いとサイトの表示速度が遅くなったり、セキュリティリスクが高まったりします。
セキュリティリスクを回避するため
PHPのバージョンアップが必要な最大の理由は**セキュリティ**です。
PHPの各バージョンには「サポート期限」があり、期限を過ぎると脆弱性が発見されても修正パッチが提供されなくなります。
2025年12月時点で、PHP 8.1以下はセキュリティサポートが終了しています。古いバージョンを使い続けると、ハッキングやマルウェア感染のリスクが高まります。
サポートが終了したPHPを使い続けることは、鍵が壊れたままの家に住み続けるようなものです。早めのアップグレードを強くおすすめします。
サイト表示速度の向上効果
PHPをバージョンアップすると、**サイトの表示速度が大幅に向上**します。
・PHP 5系 → PHP 7系:処理速度が約2〜3倍に向上
・PHP 7系 → PHP 8系:さらに約20%の速度アップ
サイトの表示速度は、ユーザー体験とSEOの両方に影響します。Googleはページ速度をランキング要素の一つとしており、表示が遅いサイトは検索順位が下がる可能性があります。
PHPをアップグレードするだけで、追加の費用なくサイトを高速化できるのは大きなメリットです。
WordPress公式の推奨バージョン
WordPress公式サイトでは、常に最新のPHPバージョンの使用を推奨しています。
2025年12月時点でのWordPress推奨環境は以下の通りです。
・**推奨PHPバージョン**:PHP 8.3
・**最低動作バージョン**:PHP 7.4(ただし非推奨)
・**最新PHPバージョン**:PHP 8.4(一部プラグイン・テーマが未対応の場合あり)
WordPress管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」で、現在のPHPバージョンと推奨事項を確認できます。
サポート終了バージョンの危険性
サポートが終了したPHPバージョンを使い続けると、以下のリスクがあります。
・**セキュリティホールが修正されない**:ハッキングやマルウェア感染の可能性
・**新しいWordPressに対応できなくなる**:WordPress本体のアップデートが適用できない
・**プラグインが動作しなくなる**:新しいプラグインが古いPHPに対応しないケースが増加
・**レンタルサーバーからの警告**:古いバージョンの使用を制限される場合も
PHPのサポート期間は通常、リリースから約3年間(アクティブサポート2年+セキュリティサポート1年)です。定期的なバージョンアップを習慣にしましょう。
PHPバージョンアップ前の準備と確認事項
現在のPHPバージョンを確認する方法
まずは、現在使用しているPHPのバージョンを確認しましょう。確認方法は主に2つあります。
**方法1:WordPressサイトヘルスで確認**
- Step1: WordPress管理画面にログイン
- Step2: 「ツール」→「サイトヘルス」をクリック
- Step3: 「情報」タブを選択
- Step4: 「サーバー」セクションを展開
- Step5: 「PHPバージョン」を確認
**方法2:レンタルサーバーの管理画面で確認**
各レンタルサーバーのコントロールパネルでも、現在のPHPバージョンを確認できます。設定変更もここから行います。
バックアップを必ず取得する
PHPバージョンアップの前に、**必ずサイト全体のバックアップを取得**してください。これは最も重要なステップです。
万が一、バージョンアップ後にサイトが動かなくなっても、バックアップがあれば元の状態に戻せます。
**バックアップすべきもの:**
・WordPressのファイル一式(wp-content内のテーマ・プラグイン・メディア)
・データベース(記事・設定・ユーザー情報など)
**おすすめのバックアッププラグイン:**
・**All-in-One WP Migration**:簡単操作で完全バックアップ
・**UpdraftPlus**:自動バックアップとクラウド保存に対応
・**BackWPup**:高機能で柔軟な設定が可能
WordPress本体・テーマ・プラグインを最新に
PHPをバージョンアップする前に、**WordPress本体・テーマ・プラグインをすべて最新版に更新**しておきましょう。
古いバージョンのままPHPを上げると、互換性の問題で不具合が発生する可能性が高くなります。最新版には通常、新しいPHPへの対応が含まれています。
- Step1: WordPress管理画面の「更新」をクリック
- Step2: WordPress本体に更新があれば実行
- Step3: プラグインの更新を実行
- Step4: テーマの更新を実行
- Step5: サイトが正常に動作するか確認
テーマ・プラグインの互換性を確認
使用しているテーマやプラグインが、新しいPHPバージョンに対応しているか確認することも重要です。
**確認方法:**
・各テーマ・プラグインの公式サイトや WordPress.org のページで対応PHPバージョンを確認
・更新が長期間されていないプラグインは要注意(古いPHPにしか対応していない可能性)
・「PHP Compatibility Checker」プラグインで互換性をチェック(※最新WordPressでは動作しない場合あり)
テスト環境で事前確認するのがベスト
可能であれば、**本番サイトでバージョンアップする前に、テスト環境で動作確認**することをおすすめします。
**テスト環境を作る方法:**
・**Local(旧Local by Flywheel)**:無料でパソコン上にWordPress環境を構築できるツール
・**レンタルサーバーのステージング機能**:エックスサーバーなど一部サーバーで提供
・**サブドメインにテストサイトを作成**:本番と同じ環境でテスト可能
テスト環境でPHPをバージョンアップし、問題なく動作することを確認してから、本番環境で実行すれば安心です。
PHPバージョンアップの具体的な手順
レンタルサーバーの管理画面から変更する
WordPressのPHPバージョンは、**レンタルサーバーの管理画面(コントロールパネル)から変更**します。WordPress管理画面からは変更できません。
基本的な流れは以下の通りです。
- Step1: レンタルサーバーの管理画面にログイン
- Step2: PHP設定(またはPHPバージョン切替)のメニューを探す
- Step3: 対象のドメインを選択
- Step4: 新しいPHPバージョン(PHP 8.3推奨)を選択
- Step5: 変更を保存・適用
変更は通常、即座に反映されます。変更後はすぐにサイトの動作確認を行いましょう。
エックスサーバーでの設定手順
国内シェアNo.1の**エックスサーバー**での設定手順です。
1. サーバーパネルにログイン
2. 「PHP」→「PHP Ver.切替」をクリック
3. ドメイン一覧から対象ドメインの「選択する」をクリック
4. 現在のバージョンが表示されるので、新しいバージョンを選択
5. 「変更」ボタンをクリック
エックスサーバーでは、PHP 8.0、8.1、8.2、8.3などから選択できます。推奨は**PHP 8.3**です。
ConoHa WINGでの設定手順
**ConoHa WING**での設定手順です。
1. コントロールパネルにログイン
2. 「サイト管理」→「サイト設定」→「応用設定」を選択
3. 「PHPバージョン」の項目を展開
4. ドロップダウンから新しいバージョンを選択
5. 「保存」をクリック
ConoHa WINGは処理速度が速いことで知られており、新しいPHPバージョンとの相性も良好です。
ロリポップでの設定手順
**ロリポップ**での設定手順です。
1. ユーザー専用ページにログイン
2. 「サーバーの管理・設定」→「PHP設定」をクリック
3. 対象ドメインの「設定」をクリック
4. PHPバージョンを選択
5. 「設定」ボタンをクリック
ロリポップは比較的リーズナブルな料金で人気のサーバーです。
さくらのレンタルサーバでの設定手順
**さくらのレンタルサーバ**での設定手順です。
1. サーバコントロールパネルにログイン
2. 「スクリプト設定」→「言語のバージョン設定」を選択
3. PHPのバージョンを選択
4. 「保存」をクリック
さくらのレンタルサーバでは、ドメインごとに異なるPHPバージョンを設定することも可能です。
mixhostでの設定手順
**mixhost**での設定手順です。
1. cPanelにログイン
2. 「ソフトウェア」セクションの「MultiPHP マネージャー」をクリック
3. 対象ドメインにチェック
4. PHPバージョンを選択
5. 「適用」をクリック
mixhostはLiteSpeedを採用しており、高速な処理が特徴です。
バージョンアップ後の動作確認とトラブル対処
サイト表示・管理画面の動作確認
PHPバージョンを変更したら、すぐに以下の動作確認を行いましょう。
- ☐ トップページが正常に表示されるか
- ☐ 各ページ・記事が正常に表示されるか
- ☐ 管理画面にログインできるか
- ☐ 記事の編集・投稿ができるか
- ☐ プラグインが正常に動作するか
- ☐ お問い合わせフォームが機能するか
- ☐ エラーメッセージが表示されていないか
エラーが発生した場合の原因特定方法
バージョンアップ後にエラーが発生した場合、原因はほとんどが**テーマまたはプラグイン**にあります。
**原因特定の手順:**
1. **プラグインをすべて無効化**:管理画面にアクセスできる場合は「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」から一括無効化
2. **サイトが復旧するか確認**:復旧したら、プラグインが原因
3. **プラグインを1つずつ有効化**:有効化するたびにサイトを確認
4. **問題のプラグインを特定**:特定のプラグインを有効化した時にエラーが再発すれば、それが原因
5. **テーマの確認**:プラグインが原因でない場合、テーマをデフォルト(Twenty Twenty-Fourなど)に変更してテスト
管理画面にアクセスできない場合の対処法
PHPバージョンアップ後に管理画面にアクセスできなくなった場合は、以下の方法で対処します。
方法1:FTPでプラグインを無効化
FTPでサーバーに接続し、「wp-content/plugins」フォルダの名前を「plugins_old」などに変更。これで全プラグインが無効化されます。
方法2:PHPバージョンを戻す
レンタルサーバーの管理画面から、元のPHPバージョンに戻します。
PHPバージョンを元に戻す方法
どうしても問題が解決しない場合は、**一時的にPHPバージョンを元に戻す**ことも選択肢です。
レンタルサーバーの管理画面から、変更前のPHPバージョンを選択し直すだけで戻せます。サイトが復旧したら、問題のあるプラグインやテーマを特定・更新してから、再度バージョンアップに挑戦しましょう。
どうしても解決しない場合の相談先
自分で解決できない場合は、以下に相談することをおすすめします。
・**レンタルサーバーのサポート**:PHPに関する基本的な質問に対応
・**テーマ・プラグインの開発元**:互換性の問題について
・**WordPress専門の制作会社**:有料だが確実に解決
・**WordPressフォーラム**:コミュニティでの情報交換
PHPバージョンアップで問題が起きても、バックアップがあれば必ず復旧できます。落ち着いて原因を特定し、一つずつ対処していきましょう。
PHPバージョンアップ時によくあるトラブルと解決策
画面が真っ白になった(ホワイトスクリーン)
PHPバージョンアップ後に画面が真っ白になる「ホワイトスクリーン・オブ・デス」は、最もよくあるトラブルの一つです。
**原因:**
・古いプラグインやテーマがPHPの新しい記法に対応していない
・PHPの非推奨関数が使われていた
**解決策:**
1. FTPでサーバーに接続
2. 「wp-content/plugins」フォルダを「plugins_bak」にリネーム
3. サイトが復旧するか確認
4. 復旧したら、プラグインを1つずつ元に戻して原因を特定
特定のプラグインが動作しなくなった
特定のプラグインだけが動作しなくなった場合は、そのプラグインが新しいPHPに対応していない可能性があります。
**解決策:**
・プラグインを最新版に更新
・プラグインの公式サイトで対応状況を確認
・対応していない場合は、同機能の別プラグインに乗り換え
・開発者に問い合わせ(有料プラグインの場合)
テーマのレイアウトが崩れた
テーマの表示が崩れた場合も、テーマがPHPの新バージョンに対応していないことが原因です。
**解決策:**
・テーマを最新版に更新
・テーマ開発元のサポートに問い合わせ
・一時的にデフォルトテーマに変更して対応待ち
・新しいテーマへの乗り換えを検討
データベース接続エラーが表示された
「データベース接続確立エラー」が表示された場合は、PHPのバージョンアップとは別の原因の可能性もあります。
**確認事項:**
・wp-config.phpの設定が正しいか
・データベースサーバーが正常に動作しているか
・レンタルサーバー側で障害が発生していないか
PHPバージョンを戻しても解決しない場合は、レンタルサーバーのサポートに問い合わせてください。
古いPHPコードのエラーメッセージが表示された
「Deprecated」「Fatal error」などのエラーメッセージが表示された場合、古いPHPコードが原因です。
**よくあるエラー例:**
・「Deprecated: Function xxx is deprecated」:非推奨の関数が使われている
・「Fatal error: Uncaught Error」:致命的なエラーが発生
**解決策:**
・テーマ・プラグインを最新版に更新
・エラーを出しているファイルを特定し、開発者に報告
・自作テーマの場合は、コードを修正(PHPマニュアルを参照)
PHPバージョンアップを成功させるためのベストプラクティス
定期的なバージョンアップを習慣にする
PHPのバージョンアップは、**定期的に行うことが重要**です。一気に複数バージョン上げるより、こまめにアップグレードする方がトラブルが少なくなります。
**おすすめの頻度:**
・最低でも年に1回はPHPバージョンを確認
・新しいメジャーバージョンが出たら、半年〜1年後を目安にアップグレード
・サポート終了が近づいたら優先的に対応
プラグイン・テーマは厳選して使う
PHPバージョンアップ時のトラブルを減らすために、**プラグインとテーマは厳選**しましょう。
・最終更新日が1年以内のものを選ぶ
・インストール数が多く、評価の高いものを選ぶ
・WordPress公式ディレクトリで配布されているものを優先
・使っていないプラグインは削除する
更新が止まっているプラグインは代替を探す
2年以上更新されていないプラグインは、新しいPHPに対応していない可能性が高いです。
バージョンアップ前に、長期間更新されていないプラグインがないかチェックし、必要に応じて代替プラグインに乗り換えましょう。
バックアップは複数世代保存する
バックアップは1つだけでなく、**複数の時点のバックアップを保存**しておくと安心です。
・PHPバージョンアップ直前のバックアップ
・1週間前のバックアップ
・1ヶ月前のバックアップ
クラウドストレージ(Googleドライブ、Dropboxなど)に保存しておけば、サーバーに問題が起きても復旧できます。
本番環境変更前にテスト環境で確認
重要なサイトの場合は、**必ずテスト環境で動作確認**してから本番環境を変更しましょう。
テスト環境で問題が見つかれば、本番サイトに影響を与えることなく対処できます。ビジネスサイトや収益サイトでは、この手順を省略しないことをおすすめします。
よくある質問Q&A
Q. PHPバージョンアップは自分でできますか?
**はい、手順を守れば初心者でも実行できます。**
レンタルサーバーの管理画面から数クリックで変更できます。ただし、必ずバックアップを取ってから実行してください。不安な場合は、まずテスト環境で試すか、専門家に依頼することをおすすめします。
Q. PHPバージョンアップにかかる時間は?
**設定変更自体は数分で完了します。**
ただし、事前準備(バックアップ、更新確認)や事後確認を含めると、30分〜1時間程度を見込んでおくと良いでしょう。トラブルが発生した場合は、さらに時間がかかることもあります。
Q. 一気に複数バージョン上げても大丈夫?
**可能ですが、リスクは高くなります。**
例えば、PHP 7.4からPHP 8.3に一気に上げると、互換性の問題が発生しやすくなります。可能であれば、7.4→8.0→8.1→8.2→8.3と段階的にアップグレードし、各段階で動作確認を行うのが理想です。
ただし、時間的制約がある場合は、テスト環境で十分に確認してから一気に上げることも選択肢です。
Q. PHP 8.4にアップグレードしても良いですか?
**2025年12月時点では、PHP 8.3がおすすめです。**
PHP 8.4は最新バージョンですが、一部のテーマやプラグインがまだ対応していない場合があります。安定性を重視するなら、PHP 8.3を選び、8.4は半年〜1年後に検討するのが安全です。
Q. PHPのバージョンダウンはできますか?
**はい、レンタルサーバーの管理画面から戻せます。**
バージョンアップ後に問題が発生した場合は、元のバージョンに戻すことで一時的にサイトを復旧できます。その後、問題の原因を特定し、対処してから再度アップグレードしましょう。
Q. 共用サーバーと専用サーバーで手順は違いますか?
**基本的な考え方は同じですが、操作方法は異なります。**
共用(レンタル)サーバーでは、管理画面から簡単に変更できます。専用サーバーやVPSでは、コマンドラインでPHPをインストール・設定する必要があり、より高度な知識が必要です。
Q. PHPバージョンアップでサイトの表示速度はどのくらい速くなりますか?
**PHP 7系からPHP 8系へのアップグレードで、約20%の速度向上が期待できます。**
さらに古いPHP 5系からのアップグレードであれば、2〜3倍の速度向上も可能です。ただし、体感できる速度向上は、サーバー環境やサイトの構成によって異なります。PageSpeed Insightsなどのツールで、アップグレード前後のスコアを比較してみると良いでしょう。
Q. PHPバージョンアップを業者に依頼するといくらかかりますか?
**一般的に5,000円〜30,000円程度が相場です。**
費用はサイトの規模や複雑さ、依頼する業者によって異なります。単純なバージョンアップだけなら安価ですが、テーマやプラグインの修正が必要な場合は追加費用がかかることがあります。見積もりを取ってから依頼することをおすすめします。
Q. マルチサイトでもPHPバージョンアップの手順は同じですか?
**基本的な手順は同じですが、より慎重な対応が必要です。**
マルチサイト環境では、複数のサイトが同じWordPressインストールを共有しているため、一つのサイトで問題が起きると全サイトに影響します。必ずテスト環境で十分に検証し、すべてのサイトの動作確認を行ってからバージョンアップを実行してください。
Q. PHPのバージョンアップ後にすべきことは?
**動作確認とパフォーマンスチェックを行いましょう。**
具体的には以下のことを確認します:
・サイト全体の表示確認(トップページ、記事ページ、固定ページなど)
・管理画面の動作確認(ログイン、記事編集、メディアアップロード)
・お問い合わせフォームなどの機能確認
・PageSpeed Insightsでの速度測定
・エラーログの確認(wp-config.phpでWP_DEBUGを一時的に有効化)
問題がなければ、次回のバージョンアップに備えてバックアップを保存しておきましょう。
Q. WooCommerceを使っている場合の注意点は?
**ECサイトは特に慎重な対応が必要です。**
WooCommerceを利用している場合、決済機能や在庫管理など重要な機能が動作しなくなると大きな損害につながります。以下の点に注意してください:
・必ずテスト環境で十分に検証する
・WooCommerce本体と関連プラグインを最新版に更新してから実行
・決済処理、カート機能、注文処理の動作を確認
・可能であれば、アクセスの少ない時間帯(深夜など)に実行
・問題発生時にすぐ戻せるよう、サポートに連絡できる体制を整える
ビジネスに直結するサイトの場合は、専門家に依頼することも検討してください。
Q. PHPのini設定(php.ini)も変更が必要ですか?
**通常は変更不要ですが、状況によっては調整が必要な場合があります。**
レンタルサーバーでは、PHPバージョンを変更すると適切なデフォルト設定が自動的に適用されます。ただし、以下のような場合は調整が必要になることがあります:
・大きなファイルのアップロードができない(upload_max_filesizeの調整)
・メモリ不足エラーが発生する(memory_limitの調整)
・タイムアウトエラーが発生する(max_execution_timeの調整)
これらの設定は、レンタルサーバーの管理画面やwp-config.phpから変更できる場合があります。
まとめ:PHPバージョンアップでサイトを安全・高速に
この記事では、WordPressのPHPバージョンアップについて、必要性から具体的な手順、トラブル対処法まで解説してきました。
・2025年12月時点の推奨PHPバージョンはPHP 8.3
・PHP 8.1以下はセキュリティサポートが終了しており危険
・バージョンアップ前には必ずバックアップを取得
・WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にしてから実行
・変更はレンタルサーバーの管理画面から行う
・トラブル時はプラグインを無効化して原因を特定
・定期的なバージョンアップを習慣にする
- Step1: サイトヘルスで現在のPHPバージョンを確認する
- Step2: バックアッププラグインでサイト全体をバックアップ
- Step3: WordPress・テーマ・プラグインを最新版に更新する
PHPのバージョンアップは、サイトのセキュリティと表示速度を向上させる重要なメンテナンス作業です。正しい手順で実行すれば、リスクを最小限に抑えながら安全にアップグレードできます。
「難しそう」「怖い」と感じる気持ちはわかります。でも、バックアップさえしっかり取っていれば、何かあっても必ず元に戻せます。この記事の手順に沿って、ぜひチャレンジしてみてください。あなたのサイトがより安全で快適になることを願っています!
